
人口1000人の村に新オフィス…!?
村の魅力発信、移住に貢献したい!
ワクワクする、ある建設会社の話。
今回のゲストは熊本県五木村の丸一産業さんです
今年3月に、新オフィスを開設した熊本県球磨郡五木村の丸一産業さんをご紹介します!道路工事や観光整備工事、解体工事などを手掛けている総合建設会社として1984年(昭和59年)に創業。安全安心なまちづくり、住民が住みやすいまちづくりにとって必要な存在になるべく、社員14人がチーム一丸となって、現場で汗を流しています。

これまでの事務所のイメージを一掃。五木村のリーディング企業として格調高い雰囲気がありつつ、温かみを感じる空間に。カラースキームは、ブラック×木×グリーン(植物)のシンプルな構成。リフレッシュスペースには"くつろぎ"にフォーカスし、カラフルな色合いも用いている。

今回のオフィス新築プロジェクトは、より快適で機能的な職場環境を提供し、社員同士のコミュニケーションを活性化させることを目的とし、約2ヶ月で完成しました。今回、専務取締役の猪熊翔司さんにお話を伺いました!
昼休み、みんな現場から戻ってくる!?

※以下敬称略いたします
(編集部)建設会社さんって、お仕事の現場へ直行直帰というワークスタイルな印象なんですが、聞くところによると…みなさんのお昼休みの過ごし方が変わったとか?いかがでしょうか。
(猪熊)嬉しい反面、もしかしたら悪い面かもしれませんが、現場は結構遠いのですが、みんな昼休みにあえて戻って、くつろぎに来てるんです。移動時間はロスなんですけどね(笑)以前より、みんながオフィスに戻ってきてくれるようになったんですよ!あと、仕事終わった後も、会議室のテーブルにみんな座って、仕事に関する重要な話だけじゃなくて、雑談がめっちゃ盛り上がったりして!こう…なんというか、役職とかの垣根を超えて、みんなで話せるような環境が出来上がったな〜って思いました。
(編集部)そうなんですか!? 日中、肉体労働で一生懸命働いた後だったらすぐに自宅に帰りたくなりそうな気がしたので、びっくりしました。
(猪熊)これ全然、作り話じゃないですよ(笑)それに、新しいオフィスになってキッチン周りも充実したので、福利厚生の一環として「お弁当の日」というのを月に1~2回、企画するようになりました!従業員さんにお弁当を作って、みんなで同じテーブルで食べるんですよ。環境が変わったから、いろんな新しいことも増えましたね。毎週月曜日の朝は20分くらい、みんなで掃除しようってなりました。
新オフィスの、一番の目的は…!?

(編集部)オフィス環境に投資する建設会社さんって、結構珍しいのかなって思うのですが、きっかけを教えてください。
(猪熊)中には「そこにお金かけるのは無駄」っていうところもありますからね。オフィス建てるなら人を追加で雇うほうがいいというか笑 でも1番の目的は〝採用〟なんですよ。人を増やしたい。やはり来客とかもあるので、前の古いオフィス環境のままだとちょっと恥ずかしい。でも今回新しくて「建設会社じゃない!」って言われました。「カフェみたい」って。なかなか皆さん緊張されて座らないんですよ。こっちは逆に、どうぞ座ってください!って感じですけどね笑
(編集部)綺麗なカフェだと汚さないか心配になったりしますもんね。五木村では、そういう会社さんもほぼないですよね。
(猪熊)ないですないです。でもやっぱり女性に入ってきてもらいたいですから、おしゃれさは追求していますね!去年からSEO対策もやっているので、ホームページを通して周知していきたいです。有料の求人サービスの利用して、そちらでも掲載したいなって動きもしてますね。
(編集部)となると、やはり外に向けて発信しやすくなったという側面もありそうですね。
(猪熊)うんうん。今まで福利厚生とかは他の会社にも負けないぐらいの自信が小さい会社ながらもあったんですが、そういうのもアピールを全然できてなかったなって。でもそれってテキストでしか表現できないので、インパクトに欠けるんですよね。「前とは全然違うんだよ!」って示すには、やはりオフィスの力は強いです。
(編集部)今までにできなかった動きもとれるようになったんですね。
(猪熊)また、今度地元の保育園を招待して、屋外保育という動きもありました。五木村がせっかく「子どもたちは宝」と言っているからこそ、私たちが一緒に手を取り合えるときは、ぜひしようと。これまでたくさん支えてもらってきたからこそ、地域に恩返しできればと思ってて。こういう新しい機会は、五木村を知ってもらえることになるし、そこで親御さんとかが気に入ってもらえたら、就職や移住につながることもあるかもしれない。

OFFICE CHOICE(オフィスチョイス)に依頼して
良かったことは?
ここからは、OFFICE CHOICE(オフィスチョイス)代表の吉村茉奈も一緒にお話を聞いていきます!

(編集部)猪熊専務は、弊社の代表 吉村へ直接相談をされたと伺っていますが、もともと繋がりがあったんですか?
(猪熊)たまたま吉村さんに会ったばかりの知人を介して出会いました。この業界にいると、自分よりも年下の経営者ってあまりいないんですが、私と近い世代で、すごく頑張ってる人たちがいることを知って、すごく応援したくなるじゃないですか。そのあと話を聞いたら、デザインのセンスが「やっぱり、いいなぁ〜」って思って!もともとはデザインは自分でしようかなって考えていましたが、このチームにお任せしたいと思いました。
(編集部)なるほど!デザインセンスですね。
(猪熊)はい、あとはデザインの話は抜きにしても、チームの雰囲気というか、みんなで挑戦してるな、という点に共感しましたね。本当は、以前に探していたんですよ。改装してデザインというのはイメージあったんですが、新しく建てるってなって、建築施工会社も決まってて。ただ、だいぶ進んでる中、デザインの部分はどうやって考えるのかな、ってわからなかったときにちょうど出会えたので、タイミングも結果として良かったですね。
(吉村)ほんとにタイミングよかったですね!図面がもともとあったじゃないですか。でも内部のデザインのレイアウトをしたときに、壁を取っ払って一つの大きな部屋にしたんですよね。OFFICE CHOICEとして、まず最初にご提案したことは、そこでした。
(猪熊)そうですね、あれは大成功でした!

(吉村)年齢が近く、猪熊さんも「これからガンガンやっていこう!」という熱意溢れる方で、そんな方のオフィス新築に関われるのが良かったです。まさしく、私も応えたい!という思いで…。あとは建築の方では目の届かないところに私たちがしっかりアドバイスしていかなきゃなっていうのは意識していました。
(編集部)例えば、どんな部分でしょうか?
(吉村)実際に使う場面を想定しながら、家具や照明をどう配置するのかとか、床の素材を緩やかに区切るように変更したり…!あと、会議室はあえて天井を低くしたりなど工夫を凝らしました。視覚的な部分はすごく意識して、パッとみたときに「すごい!」と言われるような空間にしたいと考えてました。
(猪熊)でしたね。時代の変化が目まぐるしい中、吉村さんのように外の力を借りながらも、柔軟に変化できる会社でありたいと思いました。でも、そうすることで、女性も進出しやすくなるかな、と!五木村は高齢化が進んで、村から出て行く人ばっかりなので。どこの業界でもあるとは思いますが、建設業界は若手の人材不足も難しい問題なんです。でも、社会にきっとなくてはならない仕事です。だからこそ、外の力も借りて、若い人たちに興味を持ってもらいやすくして、あの手この手で工夫していかないといけませんね。
こんな嬉しいエピソードも?

(猪熊)実はこの間、ちょっと嬉しいことがありまして!昨年のお盆休み明けに入社した50代の男性社員が、5月に入ってから奥様から「なんだか顔つき変わったね」と言われたらしくて。「この会社に来て幸せだ」って言ってくれたんですよ。
(編集部)へえ〜!!それって素晴らしいことですね。
(猪熊)本当にそう思います。前の会社ではトラブルなどがあったそうなんですが、こっちに来てからは、社員同士が仲良くて聞きにくいことも聞きやすくて「むしろどんどん聞いてください!」みたいな雰囲気なので。なんかめちゃくちゃ嬉しかったですね。
(編集部)新オフィスになって、ますますみなさんの笑顔が広がったような気もしますから、より素晴らしくなっているかもしれませんね。
(猪熊)やっぱりオフィスづくりってワクワクするし、思い描いていたもの以上に、こういう効果が現れたりすることもあるので!なかなか一歩踏み出す勇気がないと始まらないですが、ぜひみなさんにもオススメしたいです。
(編集部)嬉しい、、、私たちがオフィスづくりを通して実現したいことはこれなんです。ぜひ、丸一産業さんのHPを見ていただきたい!!ブログに和気あいあいとした日々がアップされています♪この度は、本当にありがとうございました!




Owner
施工主様情報- クライアント名
- 有限会社丸一産業
- 業種
- 総合建設業(道路工事・観光整備工事・解体工事・運送事業)
- 規模
- 約63.5坪 / 約210㎡
- 所在地
- 熊本県球磨郡五木村